教員になって半月.今週から新学期が始まりました.
ついに授業を持つことになりました.
しかも僕は1年生の担任です!
ホントに新前の僕なんかで良いのか?(笑)
ちなみに僕の担当科目は
老年期作業療法学,中枢神経系作業療法学
基礎作業療法学,応用作業療法学.
作業療法概論,作業療法評価測定論です.
1年生は,基礎作業療法学と作業療法概論を担当しています.
少しだけ授業の様子を紹介します.
作業療法概論の時のことです.
18世紀フランスの道徳療法や,
20世紀初頭の日本の作業療法の話しのあとで,
ワークショップを行いました.
課題は
①:Occupyの意味をみんなで調べる(スマホOK)
②:①の意味や,前日の基礎作業療法学で学んだ作業の定義や作業的存在の概念を踏まえて,なぜ作業療法は,Work Therapyではなく,Life Therapyでもなく,Craft Therapyでもなく,Occupational Therapyなのか?を話し合ってまとめるというものでした.
どのグループも,占領や占有という意味にピントきたようで,中には,
「いきいきした健康な人は,いつも大切な作業に時間や心が占領されているような状態だと思うので,作業療法士は患者さんをそんな状態になれるように支援する仕事だからOccupational Therapyなんだと思いました」
なんて意見も出て,「お前らはベテランか!」と思わず突っ込みたくなるような
瞬間が何度もありました.
でもどんなに素晴らしい意見を述べることができても,
まだ彼らは実体験がありません.
これから沢山の学びや,体験を重ねる中で,
今日の発表のような気持ちをずっと持っていてほしいと思いました.
それが僕達教員の仕事ですね.
さっそく,解剖・運動・生理には苦労しているようです.
作業療法に必要な手段ですからしっかり勉強してほしいですね.
「手段を持たぬ目的は単なる妄想.目的なき手段は暴力」と同じです.
ぜひ作業療法の目的をしっかりと理解し,手段の研鑽を惜しまない
ステキな作業療法士になってほしいと思います.
しかし担任になると,生徒が我が子のように可愛いですね.
4年後,全員で国家試験に合格してほしい.
まだたった1週間ですが,彼ら,彼女らと作業を共にして,
心の底からそう思いました.
来週もまた作業療法の話しをしよう.
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