20140406

事例あってこその事例本3


331日に発売した「作業で語る事例報告」
初刷が発売から5日で医学書院さんの倉庫から在庫が無くなり,
急遽増刷が決定しました.


Amazon等から発送延期のメールが届いた皆様
ご迷惑をおかけしていますが,
もうすぐお手元に届くと思います.









ボクたちはいつもWhyからはじまる.
それは,多くの作業療法士が作業療法を楽しめること.
そして,結果多くのクライエントに利益をもたらすこと.



Howは作業に焦点を当てた実践.



ADOCADOC-S,みんプラ,作業で語る事例報告…
ボクたちは色々な活動をしているけど,



WhyHowはいつも同じ.
形を変えるのはWhatだけ.



今回のWhat.「作業で語る事例報告」



内容の構想を練っていたとき,
最悪と最高を両方味わったことがボクたちの強みだと思った.



どんなに頑張っても誰も理解してくれない,
途方に暮れた日々を味わった.



変えられることを実感し,嬉し涙も味わった.



だから多くの作業療法士が陥るであろう悩みと,
それに対する答えの両方を書いた.



この部分だけは,
あえて引用を並べるのではなく,



防衛機制により言語化されずに時間だけが流れた負の体験を
言葉に置き換える作業を徹底的に行った.
また,たどり着いた答えをできるだけ自分の言葉で書いた.



だから,現在作業療法に悩む人たちにとって,
共感できる言葉が少しは並んでいると思う.
少しでも悩める作業療法士の明日の希望や力になれたらと思う.



そして何よりも大切なことは,
この本には「本物」のレジメが掲載されているということ.



31例のレジメがもたらしたものは2つある.



それは,事例報告の「型」を提示してくれているということ.



そしてもう一つは,
「ホントにできるんだ」ということを証明してくれていること.



レジメを執筆してくれた著者達だって,
みんな悩んでいた時期があった.



31例のレジメは,



クライエントとセラピストの協働の軌跡であり,
作業に焦点を当てた事例報告のまとめ方を学ぶための「型」でもあり,
「必ず変わることができる」ことの証でもある.




そして,



「変わりたい」と心の中で叫ぶ作業療法士達へのエールでもある.











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