20130329

高齢者の役割・生きがいを知る in 湘南OT交流会


平成25年5月5日(日)6日(月)
湘南OT交流会が茅ヶ崎市民文化会館で開催されます.

今回の講師は8名
僕はただの作業療法バカですが(笑)
他の講師の先生方はスゴイ人ばかりです.

講師

藪脇健司
藤本一博
友利幸之介
澤田辰徳
南征吾
島谷千春
上江洲聖
齋藤佑樹

プログラムの概要

5月5日(日)
〜AM〜
作業の力と捉え方
大切な作業を実現する方法 等
〜PM〜
役割や生きがいの情報収集
役割や生きがいの介入 等

5月6日(月)
〜AM〜
ストーリーの捉え方・介入
生活習慣の捉え方・介入 等
〜PM〜
トップダウンワークショップ 等







僕は5月5日の午後にお話させていただきます.
今回のテーマは,「役割や生きがいについての情報収集」についてです.

役割や生きがいは,人がよりよく生きるためには欠かせない要素です.
しかしながら,役割や生きがいは,だれもが日常的に使用する言葉です.

今回の時間を通して,役割や生きがいとは何かを改めて考え,
皆さんが,臨床場面でクライエントの役割や生きがいを捉え,
支援するために必要な知識をお届けできればと思います.








興味のある方は是非御参加ください
参加申し込みはこちらから







20130320

祈りは神を変えずに祈る者を変える





いつも感じているジレンマに
いつも仲間と語るジレンマに
苦しみながらも同時に救われてもいた


大切なことをまわりに伝えた
大切なことをまわりに伝えようとした
伝わらないといつも嘆いていた


その瞬間伝えられない自分よりも
伝わらない相手の価値観の偏りに焦点が当たった







ある日別の世界を思い描いてみた
全てが伝わる理想の世界を思い描いてみた


全てが伝わる世界では
自分の無力さが露呈することに気付いた


自分の振りかざす専門性という剣は
要請を免除される中で自由を与えられた無責任な刃だった


全てが伝わらない世界を嘆きながら
全てが伝わらない世界のおかげで
無力さに目を塞いでいた自分に気付いた
伝わらない世界に守られていた自分に気付いた


いつか全てが伝わる日を夢見ながら
全てが伝わる日の訪れを恐れる自分に気づいた


変えなければいけないのは自分だった
変わらなければならないのは自分だった


心はそれを内的言語にすることさえ避けていたけれど
気付いていたからこそ言語化できなかった


自分を守り他人を変えようとするよりも
自分を変えることで世界が変わる
そう気付くまでには
決意と挑戦と経験とわずかな手応えの繰り返しが必要だった


自分を変えるとは
全ての恣意性や自己防衛を脱ぎ捨てて
クライエントに向き合うことから始まったし
自信は自分の誠実さとクライエントの変化が与えてくれた







経験しなければ実感できないことがたくさんある
いつも目の前に立ちはだかる壁の高さに絶望する
僕達の言葉は届かないかもしれない


でも絶望の中でもがきながらも
作業療法が好きで好きでたまらない
そう思えるまで歩を止めなかった人間がいること
それだけは伝わってほしいといつも思う





20130314

蓮と鶏






泥のなかから
蓮が咲く


それをするのは
蓮じゃない


卵のなかから
鶏がでる



それをするのは
鶏じゃない


それに私は
気がついた


それも私の
せいじゃない