20140201

14年間の協働に感謝



「人間にとって作業は水や食物と同じように必要なものである」 
                                                     William R. Dunton








「彼らは手を使う仕事の中から尊厳と満足を学ぶ」
                                 Herbert J. Hall









「人は心と意志に賦活されて両手を使うとき,それによって自身を健康にすることができる」                                               Mary Reilly









「私が言いたいのは,ふつうの,直接的な,正直な方法が考慮に値するということだ.最上の効果は患者の個々の表現の中からもたらされる.教師は個別性を重んじなければならない.それは作品の個性とか経済性とかの問題ではない.留意すべきは,私たちはアーツアンドクラフツ学校を運営しているのではないということだ.私たちにできるのは,あらゆる自発的な努力を誉めることによって個人の成長を助けることである」
                              Eleanor Clarke Slagle


彼女は作業の指導者の人格と性格を重視していた



「もしもこの点を欠いていれば,つまり相手を理解すること,やりとりをすること,たいていのケースが抱えている“最終問題”の魂の側面をとらえることに欠陥があれば,作業指導者の指導は最初の実演だけで終わりかねない.結局仕事は実を結ばず,失敗に終わるであろう」









「作業療法士とは,患者の話しを聞く人である」
                                    鈴木明子









「作業療法とは,人がよりよい作業的存在になれるよう,助け導く仕事である」
                                    鎌倉矩子









僕の作業療法に影響を与えてくれた言葉は書ききれない




学べば学ぶほどに
医療の一隅に身を置くことに違和感を感じるようになったけれど




たくさんの先人達の言葉に導かれて
迷いは,まるで霧が晴れるかのように少しずつ消えていった









先日,ポラタイコ先生が僕に向かって
クライエントのAttributionを理解することが
何よりも大切だと言ったとき




今まで自分がしてきたことの全てが
報われた気がしたんだよね




ずっと考えてたんだけど
あの時にやっと決心がついた








一度,臨床を離れることにした
作業療法の素晴らしさを伝える作業に挑戦してみようと思う




14年間の全ての迷い,悩み,
そして可能化に向けた仲間との協働に心から感謝










2 件のコメント:

  1. 侍先生 旧ブログの「しているADLとは何だろう?」が、全てのはじまりだったように思います。とても感謝しています。今度臨床作業療法学会でポスター発表する僕ら岐阜チームの8演題は「しているADLとは何だろう?」の記事をみんなで追及し続けて得られた臨床実践の形です。そのおかげで、僕らは今、最高のチームとなり、次のステージに自信を持ってチャレンジすることになりました。心からお礼申し上げます。 田舎OT

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  2. 山口先生.随分前から僕の拙いブログを読んでいただきありがとうございます.「しているADLとはなんだろう?」ありましたね(笑)恥ずかしいですね.僕も先生の熱い臨床をいつもブログ等を通して拝見し,いつも元気と勇気をいただいておりました.臨床作業療法学会,先生方のチームの発表.心より楽しみにしております.3月.よろしくお願いいたします.

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