人生はそのまま大河演劇であり、私たち自身は台詞(せりふ)を言い、
演技論(という名の幸福論)を身につけ、そのとめどない劇の流れの中で、
じぶんの配役が何であるかを知るために、「自分はどこから来たのか?
そしてどこへ行こうとしているのか?」と自問しつづけている。 ~寺山修司~
私の好きな寺山修司の評論の一説
私の好きな芸術家は共通して人間の内的洞察力が圧倒的
かつそれを短い言葉に凝縮させる術にも長けている
今まで描いていた舞台台本の文脈にそぐわない衣装を
急に着せられた主人公は混乱の渦の中に
舞台を放棄したくなる役者も当然いる・・・・・・
元の着ていた衣装をいつまでも探し続け
劇を中断したままの役者も・・・・
それまでのストーリーを否定せず・・・
新しい衣装で演じることのできる文脈に乗り移り・・・・・
過去と未来を統合しながら一話の物語を演じ続けられる役者が
どれくらいいるだろうか?
新しい衣装で新たに演技指導を受け
演技がどんなに上達したとしても・・・・・・
上達したように見えても・・・・・
舞台袖で膝を抱えたままの役者が沢山いる
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