今日、後輩tiriさんのクライエント
Tさんが自宅へと退院した・・・
入院時、重症度が高く
運動性失語も重度であり
入院中にPEGの増設も行ったクライエントだった・・・
家族は退院先でかなり悩んだようだが
結果的に彼女は自宅へと退院した・・・
自宅か施設かで悩む家族が
自宅へ連れて帰ると判断したのは
ある場面がキッカケになったらしい・・・
作業療法室の縁側(和室へのあがり)に腰掛けて
セラピストや他患とお茶のみをするクライエントの姿を見て
Tさんのお嫁さんが・・・
「ばあちゃんは前と何も変わらないばあちゃんなんだ!絶対家に連れて帰ってあげなきゃ!」
そう思ったことがキッカケになったのだとkiriさんにある日打ち明けてくれたのだという・・・
重症度の高いクライエントに対して
一生懸命起居動作や排泄動作に介入して
少し介助量が軽減しても・・・
家族から見れば、重度の障害を負ってしまった
一人で何もできない要介護~の人になってしまうのかもしれない・・・
しかし介助量の軽減を図るための介入を行いつつも
本人の生活文脈に関連する作業で介入を行い
その人らしさを取り戻すための介入を継続していくことで
家族にとってクライエントが、”患者”ではなく”あの日と同じおばあちゃん”
になれるのではないか・・・?
価値ある作業を共有して介入することは
本人の健康につながるだけでなく
自宅退院率も向上させるのかもしれない・・・
9月11日の研修会の休憩時間に
友利さんとそんな雑談をしたことを思い出した・・・
ありますよね〜.そんなこと.
返信削除不思議ですよね.
友利さん有難うございます。
返信削除先日お世話になった研修会は
私達にとって本当に貴重な時間に
なりました。また福島で何か
一緒にやらせてください!