20100926

自己決定という価値

70年日記を書き続けるNさん





当初の予想よりもかなり早く病棟内ADLが自立した





彼は家から車で5分程度離れた所に田畑を持っている





同じく車で3分程度離れた所に駐車場を持っている






彼は毎日車で畑や駐車場に向かい






野菜の世話や駐車場の除草などを






日課としていた・・・・











日記という作業を通して自分と向き合い






約1ヶ月の入院生活が経過した今






今後

できること



できないこと



それでもやりたいこと


などが大分自己の中で整理されてきたようだ・・・








彼のどうしてもやりたい上記の作業は





環境要因的にも





車の運転を必須とする・・・












84歳と高齢であり





右麻痺は決して軽度ではない・・・





幸いにも認知機能はほぼ問題は見られず





介入次第では可能性はゼロではない状態・・・











明日はカンファレンスの日・・・・







今後もしも運転が可能になったとしても





自分で大切な作業を遂行する過程で






無理なく大切な作業を継続していくために





色々なアレンジがあるかもしれない・・・・





中には遂行しようとしたけれども





結果諦める作業もあるかもしれない・・・・













でもそれは自己決定であってほしい・・・










価値をねじ伏せられる形での諦めは





未来に肯定的な感情を生み出せない・・・・











明日のカンファレンスで僕は彼の人生の価値を背負う・・・・







そんな気持ちで望もう・・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿