20130510

巨人の肩の上に立つ







最初は理論や構造自体の魅力に占領されたから
悩みよりも素直に希望のほうが大きかった


実践との差を認識した時
はじめて壁の高さに愕然とした


それは超えなければいけない壁でもあったし
変われない自分の象徴でもあった


一歩を踏み出すには相当なエネルギーを必要とした


前進を確認するためには
アウトプットが必要だったけど
その何倍ものインプットを必要とした


僕達が身につけてきたすべては
作業療法という方法であり


自分を守るものでもなければ
別の価値観を排他する術でもない


語る言葉が親和性を持たなくても
同じ目的に帰結するといつも信じているし
本当は同じ言葉で語れることも信じている


志しが同じであるならば
学際的であることに緊張は生じない


巨人の肩の上に立ちながらも
持ち物は自分の名前だけでいい


そんな場所に僕は集いたい






2014年3月22日,23日 
神奈川県立保健福祉大学






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