昨日は1年生の作業療法概論でした.
各領域特有の対象疾患や障害像などについて学んだ後で,
毎度おなじみのワークショップを行いました.
基本的にボクの講義は
① レクチャー
② 問題提起
③ ワークショップ
④ 発表&フィードバック(次回まとめた資料配布)
の流れで行います.
今回は,身障,精神,老年,発達の事例報告を見て,
全ての事例報告の共通点を話し合い,
領域に関係なく「作業療法を行う上で大切なこと」について
考えてもらいました.
ちなみに今回の事例は,
身障:ボク
精神:ナヴェックスさん
約30分のディスカッションの後は,
グループごとに発表&ボクからのフィードバックです.
以下は今回ワークショップを行った8グループから出た意見です.
・ 作業療法士とクライエントが決めた目標の実現に向けて
色々な職種が関わっていた.
・ どの報告もクライエントがやりたいことが出来るように支援している.
・ リハビリを「させる」んじゃなくて「自分でできるように」工夫してる.
・ クライエントはみんな笑ってた.
・ クライエントを知ること(面接)から始めている.
・ 環境に適応することを重視している.
・ クライエントの満足度が書いてあった.
・ 家族や親しい人がクライエントの味方になるよう巻き込んでいる.
・ 心を動かすきっかけを与えている.
・ 評価の順番が似ている.
こんな意見がでました.
入学から約3週間.
少しずつ考えかたが「作業療法士」になってきています.
また昨日は4年生にもレクチャーを行いました.
ボクは4年生の講義は担当していませんが,
臨床実習を目前にした今,
評価の練習の時間に時々顔を出し,
質問や疑問に答える+実技指導というスタイルで関わっています.
かなりの学生(4年生)から質問されたのが,
「評価(検査・測定のこと)は何と何をすればOKですか?」
「やっぱり全部やった方がいいんですか?」
という質問でした.
「作業療法目標の実現に向けて必要な情報を調べる」
という視点で検査・測定を行ったことがなかったそうです.
なので質疑応答形式で4年生へ行ったレクチャーは,
一次運動野・補足運動野の話から始まり
Occupational Beingの話しで終わりました(笑)
帰り際,4年生から「1年の時から先生の講義受けたかったです」
と嬉しい言葉もいただきました(笑)
そして実習に向かう学生に対して
最後に大人のお話「時々カラスは白いときがある」をしました(笑)
0 件のコメント:
コメントを投稿