過去,現在,未来
一見この3つは並列的に扱われるが
現在とはあくまでも過去と未来の境目であり
過去と未来の統合的な一瞬の感覚の絶え間ない更新である
若者は過去の経験があまりにも少ないがゆえに
思い描く未来もあまりに制約がなく
過去と未来の統合的な感覚で構成される「現在」は
環境に適応するがゆえに感覚的な自覚はなくとも
非常に不安定である
このように未来に対する具体的で発展的な感覚が
過去の経験と解釈に影響を受けるのならば
後遺障害を背負った人もまた
障害を負うまでの長い経験と
障害を負ってからの僅かな経験の解釈に戸惑い
過去の事実を受け入れられずに
憧れによってのみ思い描く未来を
現在の自分が保証してくれはしない
作業ができるということは,
作業自体ができたという事実と
作業ができたという過去が生み出す発展的な未来の感覚
この2つの統合から生まれる現在の感覚に帰結したい.といつも想う.
作業的ストーリーメイキングも
日々何気なく行う声掛けも
実存的作業の提供も
実動作練習も…
いつも同じことを考えている
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