週末は沖縄の太陽上江洲さんと一緒に宮城県仙台市へ
仙台青葉学院短期大学 長町キャンパスをお借りして
日本臨床作業療法学会 第4回 学術大会が主催の研修会
「クライエントと職場とOBP」を開催しました
これまで東北地方で研修会を開催したことがほとんどなかったので
どのくらいの人が集まってくれるのか不安でしたが
寒波が襲来する中,81名の方々にご参加いただきました
また,今回は東北6県の若手OTを対象としていましたが
関東・東海・近畿をはじめ九州からもご参加をいただきました
本当にありがとうございました
【AM:齋藤佑樹】
・作業に焦点を当てた実践とは
作業とOBPの基礎
・自分に作業療法をする
自己評価・目標設定・動機づけ・多面的な手段選択
【PM:上江洲さん】
・施設での作業療法実践
作業を導入する
作業の視点を共有する
作業を大切にする仲間づくり
今回の研修会に参加してくださったほとんどの方が
COTの学術大会に参加経験のない人達でした
「むずかしい」「よくわからない」といわれる作業療法だからこそ
同じ志を持った人同士が集まり,繋がり,切磋琢磨できる環境は大切です
「繋がりを支援すること」が今回の研修会の目的の1つでしたので
参加経験の無い人が沢山集まってくださったことは大きな収穫でした
ぜひ今回の研修会の内容を臨床に活かすだけでなく
同じ場所に集った出会いと繋がりを力に変えて
作業療法を通した貢献を追求していただければ嬉しいです
今回の研修会開催にあたり,会場の確保や運営等で
仙台青葉学院短期大学の吉川法生教授に大変お世話になりました
研修会の前日は,短大にお邪魔して,1年生(+2・3年生数名)を対象に
「作業は人を健康にするだろうか?」と題した講義をさせていただきましたが,さすが吉川先生の育てている学生さんですね.センスの良さを感じる学生さんがたくさんいました.将来が楽しみですね
夜は前日・当日ともに美味しいお酒をたくさん頂き,参加者の皆さんや学生さんの熱いお話を聴かせていただきました.また,会場確保等では,仙台青葉学院短期大学の熊谷先生に大変お世話になりました.色々ありがとうございました
ギロチンビール(笑)
ギロチンビールや仙台名物のせり鍋,とても美味しかったです
そして初めて空から雪が舞い落ちる姿を見て感動する上江洲さんに感動(笑)
左から:戸田先生,熊谷先生,柴田先生,沖縄の太陽,吉川先生,隅田先生,齋藤
しかし講義+深酒+4時間睡眠→講演+深酒+4時間睡眠は39歳には辛いですね^^;
前厄なので身体に気をつけようと思います(笑)
最後に,今回もこれまでも,作業療法に悩んでいる人の話を伺うと,その原因が目的と手段の曖昧さにあると思うことが多々あります
アインシュタインは
「手段の完璧さと目的の混乱.この2つが私たちの主な問題にみえる」と言っています
作業療法の世界でも,まさに同じ状況があるのではないでしょうか?
「クライエントがよりよい作業的存在になることを支援する」という作業療法の目的は
急性期・亜急性期・回復期・生活期・終末期…全てまで一緒です
もちろん身障,精神,老年,発達…領域や疾病・障害の種類も関係ありません
ただそれぞれの時期や領域によっての特性があり
「緊急度の高いこと」「一部の知識・技術」「目標達成の程度」が異なるだけです
作業療法はあくまでもクライエントを健康に導く1つの方法です
その方法を有効に用いることが私たちの責任であり強みです
ですから大切なことは「作業中心の実践」をすることではありません
大切なことは
作業の持つ力を理解してクライエント中心の実践をすることです
作業療法の目的をしっかりと捉え
目的に向かうための手段を柔軟かつ効果的に選択できるよう
皆で切磋琢磨していきましょう
5月の学術大会でお会いできるのを楽しみにしています
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