kibiさんが先日ツイッターで、片手でギターの練習をします!と書いていました。
今日、気になって聞いてみると、ギターを導入したい右麻痺のクライエントがいるのだそうです。
左手のみで弾く方法を朝から一緒に話し合いました。
kibiさんの机の横には、kibiさんの愛器、Martinが鎮座していました!
先日、友利さんが見せてくれた三線を片手で引く片麻痺のクライエントを真似て
片手ではじくこともしてみましたが、ギターは片手ではじく場合、どの場所をはじいても
開放弦の音が出ます。この方法は使えません。
色々と試行錯誤した結果、ピックを取り付けた軽量のリーチャーを
口にくわえて弾く方法を考えました。
最初に僕が試してみると、これがなかなか難しい・・・・
リーチャーの長さや角度、ピックの角度などを微調整しながら、
最適なセッティングを試していきました。
クライエントのKさんをOT室に呼んで、試してみることにしました。
大掛かりな印象を与えてはいけない・・・
あの日の楽しさを思い出して欲しい・・・
自分のこれからの生活に可能性を感じて欲しい・・・
様々な想いの中、この弾きかたを披露しました。
Kさんは団塊の世代
男性は皆ギターに没頭した世代です。
60歳を過ぎた今も、おしゃれに気を配るKさん
これからギターがKさんにとってどのような作業になるのか・・・
僕たちの協業の質が問われます・・・
Martinの音色はやはり綺麗でした・・・
これからKさんの為に
スーパーライトゲージに交換するかもしれません・・・
Martinにライトゲージは不釣合いですが
それがKさんの音色になるんだと思います・・・
僕も昔、クラプトンに憧れて
四六時中ギターを弾いていた時期があります。
僕のギターはYAMAHA製で、決して高価なギターではなかったけれど、
ギターを弾くのが楽しくてたまりませんでした
スコアを買いに、楽器屋に自転車で向かうのが楽しくてたまりませんでした
レスポールを初めて弾いた時は、その重さに驚きました
初めてディストーションをかけた時はシビれました
マルチのGT5を購入した日は嬉しくて一晩中色々なエフェクトを試しました
今日、KさんがOT室に来る前、僕は色々口で弾くためのセッティングを試しました
最後に綺麗な音が出たとき、ただただ嬉しかったのです
その感情は、はじめてティアーズインヘブンを弾けた時のそれと同じ感情でした
クライエント中心と関心相関的パターナリズムと可能化の技能
その意味を問い続けながらの協業を・・・
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