民俗学や文化人類学において「ハレとケ」という場合
「ハレ」は儀礼や祭,年中行事などの「非日常」
「ケ」は普段の生活である「日常」を表わしている
「ハレ」の語源は「晴れ」であり,晴れ舞台,晴れ着などの
言い回しで使用されているし,対して「ケ」の語源は
普段着を「ケ着」と言ったことに由来する
柳田國男はハレとケの区別の曖昧化が進行していることを指摘しているけど
現在でもハレとケのコントラストは人々の生活に重要な意味を持っている
もう随分昔の話になるけど
365体制を開始した最初の年末
僕はクライエントと話し合い
家族と一緒に初詣に行けるように練習を行っていた
家族からも1週間の外泊願いが出ていた
家族が来院した際にクライエントが初詣を楽しみにしている旨を伝えるとこう言われた
「年末年始もリハビリしてもらえるなら勿体無いから外泊はキャンセルさせてください」
訓練に休日を作ると効果が半減するって叫ばれてたけど
その前にリハの効果ってなんだろう?
どうして作業療法をしているんだろう?
Whyがずっと消えなかった
もちろん僕は休日リハを否定しているわけじゃない
”あの資源”はもっと効果的に活かせるはずなのに僕に力が足りなかっただけ
adaptationやengagementの意味をずっと考えていた
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